無段階点滅調整機能付 8ピンウィンカーハイフラ防止ICリレー
最近高級車を中心に増えてきたLED仕様のウインカー、点滅の仕方のキレの良さが目新しく、自分もLEDにしてみたいと思うようになりました。
しかし、通常のバルブからLEDに交換すると、消費電力が少なくなるために球切れと車が判断してハイフラッシャー(点滅が早くなる)状態になると言われています。
これを回避するためには、LEDのそばに抵抗をつけるか、ウインカー用のリレーをLED対応のものに交換する必要があります。
ただ、抵抗取り付けだとLED1灯につき1つの抵抗が必要なので作業が面倒なのと、値段も抵抗4本分とあまり変わらないことから、自分はリレーの交換を選択することにしました。
なお、ウインカー用のリレーは数種類ありますが、ウィッシュ20系後期のウインカーリレーは8ピンタイプです。
無段階点滅調整機能付!8ピンウィンカーリレー ウインカーLEDバルブ交換に必須 ハイフラ防止リレー 価格:1,058円 |
純正のリレーは、運転席メーターの裏側にありますので、メーター周りのパネルの取り外し作業を行います。
バッテリーのマイナスを外した後、ウインカーとウォッシャーの操作レバーを下に倒しておきます。
エーモンの内張はがしをエアコン吹き出し口まわりのアッパーパネルに食い込ませ(↑写真矢印部分)、手前ハンドル側に向けて力を入れるとパネルを外すことができます。
↑写真では面倒くさくて直に内張りはがしを食い込ませてしまいましたが、マスキングテープをしたほうが無難です。
アッパーパネルを外した後の様子です。
アッパーパネルはクリップでとまっているだけなので、クリップの位置があらかじめ分かっていれば簡単です。
次は、メーター外しです。
上2箇所のネジを外してメーターを外します。
メーターの下2か所はクリップになっています。ネジ外し後であれば、手前に引っ張るだけで簡単に外れます。
ただ、裏側は写真のとおり配線が繋がっており、これを外してしまうとこれまでの燃費情報?が消えてしまうようです。
そこで、毛布を敷いて配線をつなげたままメーターを置くことにしました。
右側エアコン吹き出し口の奥に純正のウインカーリレーがセットされていますが、見つけにくいです。クリーム色の四角いやつを探しましょう。
写真の矢印のところにクリーム色の四角のものがちらっと見えていますが、これがリレーです。
見つけたら、下についているツメを押して奥のエンジンルーム側に向かって頑張って引っ張り、取り付けステーから外します。腕が痛くなってきます…。
ステーから外れたら、3箇所のツメを押して車両側のプラグを取り外します。両側のツメを押しながら真ん中のツメを押して引っ張る、みたいな…。
純正リレーと今回購入したリレーの写真です。
今回購入したリレーは、値段相応にチャチな感じです…。大きな違いは点滅速度の調整用ツマミがついていること。
購入したリレーを車両側のカプラーに取付けしたら、バッテリーを接続してハザードをつけてみます。
点滅の速度が純正と同じくらいになるよう、リレーの点滅速度調整用ツマミを回します。
法律では「毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること」と規定されているので、かならず1秒間に2回以内の点滅となるようにします。
後は外したメーターやパネルを戻すだけ。
今回購入したリレー、実はオマケ機能がついていました。「ワンタッチウインカー」という、高級欧州車に標準搭載装着されている機能で、ウインカーを一瞬ONになるくらいまでレバーを倒すだけで勝手にウィンカーが3回点滅するという機能です。
車線変更時に便利な機能とのことで、ネットで調べると一応車検も問題なさそうですが、後で気になってきたのが、右左折後、勢い良くウインカーレバーが戻った際に、反動で反対側のウインカーが3回点滅してしまうことがあること。(オーバースイング現象というらしいです。)
慣れれば便利な機能なのかもしれませんが、誤動作の可能性があるので、この機能はオフにできるとよかったなぁ。
<後日追記>
「ワンタッチウインカー」機能に危険を感じたので、別のウインカーICリレーに交換しました。記事はこちら。