ALPINE(アルパイン) 20cmシート下設置型 パワードサブウーハー SWE-1200
我が家のウィッシュは、メーカーオプションの「パノラミックライブサウンドシステム」搭載10スピーカー付車ですが、どうも低音が足りない気がして仕方がありません。
【ウィッシュ パノラミックライブサウンドシステム(10スピーカー付車)の仕様】
・サイドツィーター(インストルメントパネル上面左右)
→ツィーター 口径:5cm 8Ω
・フロントドアスピーカー(左右フロントドアトリム下部)
→ミッドレンジウーファー 口径:16cm 2Ω
・リアドアスピーカー(左右リアドアトリム下部)
→フルレンジ 口径:16cm 4Ω
・Dピラースピーカー(Dピラー部)
→ツィーター 口径:6.5cm 4Ω
・天井スピーカー(Dピラー部)
→ツィーター 口径:6.5cm 4Ω
ということで、運転席ドアのスピーカーはミッドレンジ(中音)のスピーカーであり、低音はフルレンジのスピーカーがある後部座席側から出ているようですが…。
きっと今の状態がある意味自然な音なのかもしれませんが、個人的には低音が弱く、音が軽い感じがします。
とはいうものの、しっかりとしたウーファーを積むと、家族からうるさいとか、荷物スペースがなくなるとか非難が飛んでくるのは目に見えています。(笑)
前の愛車ヴィッツには、アルパインの最大出力150Wのサブウーファー、SWE-1000をラゲッジスペースに置いてましたが、これでもうるさいという評判でした。(特にヴィッツはリヤドアにスピーカーがなかったので、後部座席に座っている家族には、ウーファーの低音ばかり聞こえていた感が…汗)
そんなわけで、ウーファーを着けたいと思っても選択肢は限られています。
SWE-1000よりもコンパクトで、同乗者の邪魔にならず、低音も強調というよりかは補完できればよい、という目で、よい商品がないかどうか調べたところ、アルパインのSWE-1200というこの商品にたどり着きました。
「フロントシートの下に設置できる設置を考慮した豊かな重低音再生が可能なフロントロード方式20cmの薄型パワード・サブウーファー。リモコン付属(GAIN/LPF/PHASE調整)。」
本体部:280mm×220mm×75mm
出力:最大150W
クロスオーバー:50Hz〜125Hz可変
(アルパインホームページより)
最大出力が前に利用していたSWE-1000と同じ150Wながら、高さ75ミリでアンプが別体とコンパクトなため、運転席のシート下に本体、助手席下にアンプ設置でいけそうです。ナビがアルパインなので、相性も良いはずです。
後は、音のクロスオーバー(出力される音域)がウィッシュのパノラミックライブサウンドシステムとうまく適合するかですが、ウィッシュ側の仕様が不明なので、きっと大丈夫と信じます。(笑)
これなら、家族も満足でしょう。
というわけで、取付が自分だけでできるか少々不安でしたが、安さに負けてネットで購入。アマゾンは安いですね。
到着後、箱の中身を確認。
本体のデザインが秀逸です。
音はサイドの開口部から出るので、運転席下に設置する場合、開口部は運転者足元側に向けられることになります。
アンプもコンパクト。余裕で助手席下に設置できそうです。本体とアンプとは、1mの専用ケーブルで接続となります。また、アンプには、ボリューム調整用のコントローラーも繋げます。コントローラーはどこに置こうかなぁ。
そして説明書を熟読。
ナビ(ヘッドユニット)のウーファー出力用のPINケーブルに接続する「PIN入力」と、ナビとスピーカーとの間に分岐ケーブルを割り込ませる「スピーカー入力」の2種類の接続方法がありますが、我が家のナビはウーファー出力用のPINケーブルがついているので、「PIN入力」方式を選びます。
ん?ナビから出ているウーファー出力用のPINケーブルはモノラル黒1本で、ウーファー側のPINケーブルは、ステレオの赤と白2本、しかも端子はメスです。
説明書をよくよく見ると、備考欄に、「ヘッドユニットのPIN出力がモノラルの場合は、付属のPIN分岐コードを利用して…」とあります。よかった!と思ったのもつかの間。PIN分岐コードも、ウーファー側のPINケーブルも、端子がメスです。さらにそれぞれのケーブルはそんなに長くないので、アンプを助手席下に置くとすると、長さが足りない気がします。
さらに説明書を読み進めると、「PIN分岐コードとウーファーとの接続は、別売りのPIN接続コードを利用して…」なんて書いてあるじゃありませんか…。
そんなわけで、家電屋さんで赤と白の一般的なオーディオケーブルを別途購入。余裕を持たせて3mのものを買いましたが、後で考えたら2mでも大丈夫だったかも。
さて、準備はこれでOK。早速設置です。
ウィッシュのパノラミックライブサウンドシステム(10スピーカー付車)の場合、運転席の下にはミッドウーファーと天井スピーカーのための専用アンプがあるため、かなりスペース的にはキツキツながらも、本体のみであれば運転席の下に設置可能でした。
↑2列目側から運転席シート下を眺めた様子。
ウーファー用のアンプは助手席下に設置することになります。
音はサイドの開口部から運転者の足元めがけて出てくるので、運転者が一番ウーファーの恩恵を受けられる?ことになるのでしょうか。
ただ、ウィッシュの場合、運転席下と運転者足元までがフラットに繋がっているわけではなく、でっぱりがあるため、ウーファー開口部から出た音がでっぱりに当たって遮られてしまっている感が…。なんらかの工夫が必要かもしれません。
ナビを取り外し、裏側のケーブルの束からウーファー用の出力PINケーブルを探し出してウーファー側のPIN分岐コードを繋げます。
また、リモートオンコード(ナビと連動でスイッチオンさせるためのコード)も探し出して、ウーファー側のリモートオンコードと接続します。
ケーブル類は、エーモンの配線ガイドを使って助手席下まで引き回しします。
最後に電源の確保です。
このウーファーは、10A以上の常時電源に接続するようマニュアルに書かれており、さらにヘッドユニットやエンジンキーなどのバッテリーコードには、接続しないよう注意書きがありました。
そこで、大変でしたが、バッテリーから直接ケーブルを車内に引っ張って電源とする、いわゆるバッ直にチャレンジしました。
車外のバッテリーから車内の助手席まで引いてきた常時電源コードにウーファーの電源コードを接続。アース線は、助手席ドア側の発煙筒がついているカバーを開けたところにあるアースポイントに繫げました。
これで準備完了です。
音楽をかけると…
思惑どおり低音は補完されているようです。
ただ、なぜか入力感度調整ボリューム(ゲイン)のダイヤルを目いっぱい回しても、「腹に響く迫力のある低音」は出てきません。
最大出力は前のヴィッツに乗せていたSWE-1000と同じはずですが、比べるとかなりおとなしい印象を受けます。思わず、ちゃんと音が出ているのか、本体に触って振動をたしかめてしまいました。
まぁ、とりあえずこれで取付完了です。
購入価格:15,800円
<2015年1月3日追記>
記事にも書いてありますが、「腹に響く迫力のある低音」が出てきません。
この原因をいろいろ調べたところ、ナビのRCA電圧が低い可能性があるようです。解決策は、電圧を上げる機器?を15K~40K程度のお金を払って取り付けるか、「PIN」入力ではなく、ナビとスピーカーとの間に分岐ケーブルを割り込ませる「スピーカー入力」とするかの2択のようです。スピーカー入力の場合は、ハイローコンバーターを買ってきて取り付けないといけないようです。
そのうち色々試してみたいところですが、とりあえず今は調べるところまで。