車の電装関係のDIY向け各種ユニットを製作・販売する八木澤Webで「自動格納ミラーユニット」(JMU01)と、キーレス連動のために「ロック連動アダプター」(LRA01)を購入しました。
このユニットは、ドアミラーの格納・復帰動作を完全自動化するものです。
ヴィッツのオプションにも「オートリトラクタブルミラー」という名前で10,500円(工賃別)で似たような機能が用意されています(オートリトラクタブルミラーの機能は後述する「完全キーレス連動」と同じ)。
皆さん、ヴィッツのドアミラー操作スイッチ周りは夜になると暗くて見えにくく、格納・復帰ボタンを手探りで探すのが大変ではないですか?(そんなの我慢できるレベル・・・とここでバッサリ切り捨てないように・・・)
私はイルミネーションでドアミラー操作スイッチ周りを照らすことでその不満を解消してきましたが、このユニットを取り付ければ、ドアミラーの開閉を自動化できるのでスイッチに触る必要がなくなります。これは便利ですね。
<機能詳細(JMU01単体)>
●ドアを閉めてエンジンをかけると自動ミラーオープン
●エンジンを止めてドアを閉めると自動ミラークローズ
「自動格納ミラーユニット」(JMU01)にオプションの「ロック連動アダプター」(LRA01)をつなげると、ドアミラー格納のタイミングが「ドアロック時」となり、施錠確認の代わりにもなります(キーレス連動)。
<機能詳細(JMU01+LRA01)>
●ドアを閉めてエンジンをかけると自動ミラーオープン
●エンジンを止めてドアをロックすると自動ミラークローズ
ちなみに、私はやりませんでしたが、LRA01に加えてオプションの「コード付きダイオード」(CTD01)を2個用意し、ドアミラー復帰のタイミングを「ドアアンロック時」)とすることでヴィッツのオプションである「オートリトラクタブルミラー」の機能を完全に再現することができます(完全キーレス連動)。
<機能詳細(JMU01+LRA01+CTD01+CTD01)>
●ドアをアンロックすると自動ミラーオープン
●エンジンを止めてドアをロックすると自動ミラークローズ
では、早速自動格納ミラーユニット(JMU01+LRA01)を取り付けるため、八木澤Webで紹介されている資料をもとにキーレス連動時の配線図を書いてみましょう。
今回は、いつもの「インストルメントパネルJ/B」だけでなく、運転席右側にあるミラースイッチ裏のコネクタにも配線する必要があります。
運転席右側の小物入れを矢印の方向へバキッと取ります。
小物入れのあった空間から手を入れて、ミラースイッチにつながっている白いコネクタを丁寧に外します。
商品についてきた取扱説明書と配線図を見比べながら自動格納ミラーユニット(JMU01+LRA01)を取り付けます。
今回、白いコネクタ裏側の配線のうち、MFとMR(MFはミラー復帰時に12V、MRはミラー格納時に12Vの電圧が流れる配線)の2本を切断し、ユニットの配線と接続する必要があるのですが、白いコネクタ裏側の配線はすごい細いうえに切断&接続できる十分な長さがないのでとても苦労しました。
配線の奥の方を見ると、テーピングや結束バンド等で固定されていたので、それを外せばもっと作業が楽になったのかもしれませんが・・・遠すぎて運転席の下からは手が届きませんでした。
さて、ミラースイッチ側の配線が終わったら、残りは常時電源とACT+(ドアロック時に一瞬12Vの電圧がかかる)線の配線のみです。これらはいつもの助手席グローブボックス奥にある「インストルメントパネルJ/B」から取れるため、2本だけ長い電線をユニットにつなげて助手席まで配線します。
助手席のグローブボックスを上に思いっきり引き上げると、その奥に細い配線だらけの「インストルメントパネルJ/B」が現れます。
配線コネクターは細線用の白色のものを2個用意。
施工が完了したあとの「インストルメントパネルJ/B」の様子です。
前にも言った気がしますが、もはやどれがどの配線だかよくわかりません。
施工した感想ですが、かなり便利です。ミラーオープン&クローズのひと手間が無くなるだけですが、そのひと手間が意外と面倒だったことに気づかされました。
個人的には、車を降りた時にドアロックボタンを押すと同時に自動でミラークローズするところが「他の車と違う」感があってお気に入り。(笑)
2010年4月18日