お世話になっている方から、「これからホームページを始め、情報発信&メンバー間のコミュニケーションをとる等いろいろとやってみたいと考えているのだけれど、どうすればよい?」というお話をいただきました。
インターネットという技術が世間に浸透した現在、個人という枠の中で世に向けて情報発信する主な手段はホームページとブログの2つが中心となっています。
それぞれの手段を活用するためのハウツー本は数多く世の中に出ています。しかし、「これからインターネットを活用していろいろと情報発信してみたい」という方がウェブサイト作成・運営スキルを効率よく学ぶためには、自分のスキル取得状況にあわせて、ホームページとブログ双方の手段を段階的に学んでいくのが最適と私は考えます。
そこで、お話をいただいた方に私の知っている知識とテクニック、そして思いをお伝えすることも兼ねて、不定期で「これからホームページ・ブログを始める方に」というテーマでお話をしていきたいと思います。
皆さまのお役に立てれば幸いです。
今回は、最後にこれから使っていく言葉の定義を述べておきます。
【ウェブページ】(通称:ページ)
インターネット(WWW)上で情報発信することを主目的に考えられた、見た目上はワープロ文書のようなもの。しかし作成するためには、HTML言語等の知識が必要となる。ただし、専用の作成ツールなどを活用すれば、ある程度のレベルまでならワープロ文書のように簡単に作ることが可能。
【ウェブサイト】(通称:サイト)
同一目的のために作成されたウェブページ群の総称。
たとえば、「ゴルフ初心者の心得」、「ゴルフ上達のためのテクニック紹介」、「おすすめゴルフ場」といった複数のウェブページを作り、「○○氏のゴルフ上達入門」というタイトルでひとまとめにして公開する場合、これらのまとまりがウェブサイトとなる。"「○○氏のゴルフ上達入門」というサイト”といったように呼ぶのが一般的。
【ホームページ】
狭義の意味:各種ページをつくり、それぞれをひとつのサイトとしてまとめるためのインデックスの役割を持つページのこと。通常は、ウェブサイトにアクセスしたときに最初に表示される、そのサイトの顔となるページのことを示しているのが一般的。
広義の意味(日本限定):広義の意味としてサイトのこともホームページと呼んでいる。今回のタイトルで使っている「ホームページ」という言葉もその広義の意味。
今後は、異なる意味で解釈されることを防ぐため、特に明言していない場合は広義の意味として使い、狭義の意味で使う際には「サイトのホームページ」と明確に書くことにする。
【ブログ】
日記機能に特化したホームページ、という風に捕らえるとわかりやすい。もともとは、ホームページで日記をつけていた妻のために、もっと簡単に更新できるようにと技術系の夫が仕組みを開発したことからはじまったもの(だったと思う)。
記事の作成、投稿、更新方法が、ホームページに比べて格段に簡単で、また投稿された記事ひとつひとつに対して第三者が簡単にコメントおよび自分の記事からのリンクを行うことができるのが特徴。RSSという仕組みを組み込んでおけば、更新情報も簡単に配信できる。最近では、ブログをホームページ代わりに利用する企業、個人が増えている。
2007年3月24日