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○【レビュー】ミニノートパソコン(ネットブック)プチカスタマイズ奮闘記(その4)DELL Inspiron Mini 9 到着
購入したInspiron Mini 9の搭載メモリは1GBです。
WindowsXPやVistaの32ビット版OSでは、メモリは最大3GBまで認識できるはずですが、Inspiron Mini 9の場合はシステムの都合上、最大2GBまでしか認識できないようです。
また、ハードディスクのかわりに選択した記憶装置のSSDは、ハードディスクよりも寿命が短いのが欠点。50GBくらい毎日書き込み、書き換えをすると4年程度で壊れてしまうという記事をどこかで読んだ記憶があります。
ブラウザのキャッシュ(一時保存ファイル)など、頻繁に書き込み、書き換えが行われるにもかかわらず、一日経てば消してもよさそうなデータは、なるべくSSDに書き込まないようにしたいものですね。
そのための裏技として、メモリの一部分を「RAMディスク」化(ハードディスクやSSDと同じように扱うが、電源を切るとデータは消えてしまう)する方法があります。
これを試してみたいのですが、1GBのメモリ容量を削ってしまうと、動作の快適性に影響があるかもしれません。
そこで、今2GBでも2,000円程度で買えるようになった(ブランド品は高価ですけど)安価なメモリを入手し、交換することで、メモリ容量UP&RAMディスク作成を一気にやってしまうことにしました。
早速、購入するメモリの選定です。
DELLのサイトには、メモリはDDR2-SDRAM規格と書かれています。
CPUは、インテル Atom N270 (1.6GHz, 512KB L2キャッシュ, 533MHz FSB)。
FSBが533MHzなので、PC2-4200(DDR2-533)のもので十分ですし、Inspiron 630mのときのように、それよりも上位規格かつ安価なPC2-5300(DDR2-667)にしてもよいはずです。
※メモリの規格の違いや、選び方については、DELL Inspiron 630mのメモリ交換(増設)を行ったときの記事を参照願います。
ところが、届いたInspiron Mini 9のメモリには「PC2-6400-666」なる文字が書かれていました。
これは、PC2-6400(DDR2-800)系列のメモリということでしょうか・・・。
インターネットでメモリ交換をされた方の記事などを探し、結局安全策としてInspiron Mini購入ユーザーの口コミが多かったTranscendのPC2-6400(DDR2-800)の2GBメモリを2,100円で楽天市場の上海問屋から購入しました。
なお、同一規格で、Transcendよりも安価なKingstonの2GB S.O.DIMM PC-6400(DDR2-800)を購入された方も、普通に動作しているという口コミをよく見かけました。
さて、メモリの交換方法ですが、過去にノートパソコンのメモリ交換をした経験があれば、すごく簡単。マニュアルなんて確認しなくてもすぐ出来ます。
裏のフタをドライバーを使って外すと、写真のように各種ボードが並んでいます。
赤枠で囲ったものがメモリ。メモリ両端の金属のフックを指またはマイナスドライバーの先などで外せば、矢印の向きに外せば、30度ぐらいメモリが勝手に浮き上がってくるので、それをスロットから外します。
購入した2GBのメモリは、向きに注意して、外したときと逆の方法で30度くらい斜めにスロットに入れます。
そして、金属のフックがちゃんとかかるまで、指で浮き上がっているメモリ上部を下に押し込みます。これで完了。
なお、作業の際は、必ず電源コード、バッテリーパックを取り外し、そして静電気対策を十分に行いましょう。私は、パソコンを自作したときに買った専用の手袋を使用しています。
フタを戻し、電源を入れ、コントロールパネル⇒システムと開けば、メモリが約2GBになっていることが分かります。
※もしかしたら、Inspiron 630mのメモリ交換のときのように、起動時に画面にメモリが増えた旨のアナウンス&キーの押下指示があったかもしれませんが、忘れました。まぁ、そのときは画面の指示に従いましょう。
次の記事ではRAMディスクの作成(ERAMの導入)についてお話します。
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○ミニノートパソコン(ネットブック)プチカスタマイズ奮闘記(その6)DELL Inspiron Mini 9 RAMディスク作成
2009年4月 3日