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ホームネットワーク快適化&高信頼度化プロジェクト(その3)Buffalo WZR-AGL300NH


agl300nh.jpg

【前の記事】
○ホームネットワーク快適化&高信頼度化プロジェクト(その2)Draft11n対応無線LANの選び方

前の記事で決めたとおり、BuffaloのWZR-AGL300NHを購入しました。
アンテナが90度曲がるので、横置き、縦置きが可能です。
※私はスペースの関係上、縦置きにしています。

すべての設定を専用のWEBページで行うという仕組みは今使用しているBuffaloのルータ(WLA-G54)と同じ。説明書はペラペラで、すべての機能や設定方法は解説されていません。個人的には、紙の説明書が分かりやすいので好きなのですが・・・。
ただし、過去にBuffaloの無線LANルータの設定をしたことのある人であれば、マニュアル等を見なくても設定画面のヘルプが充実しているので、設定画面だけ見ればなんとなく設定できそうな作りになっています。

<設定について>
我が家の光ファイバーはNTTのフレッツ光回線。NTTからブロードバンドルータをレンタルしており、この先に無線LAN機器、そしてパソコンを接続する仕組みです。

Buffaloの無線LANルータは、名前のとおりルータ機能がついていますが、NTTのルータがすでにあるので使う必要はありません。(本当は使ってみたいのですが、NTTの標準仕様にしておくほうが面倒なことにならないだろうという魂胆です。)

そういうわけで、ルータ機能をオフにして、アクセスポイント(単純なデータの橋渡し役となるブリッジ機能のみ利用)として使うように設定することになります。

あまり凝った設定をしないのであれば、設定画面の最初に表示される「かんたん設定&基本情報」画面で大半の設定が完了できるようになっています。


→設定画面とは

→設定画面の表示方法

・・・しかし、一番最初に行う「WAN(インターネット)側の回線を自動判断してインターネット接続関係の設定を自動で行うサービス」を実行したのですが、回線を判断できないというエラー表示が出て終了してしまいました。

これは、NTTのルータがこの機器の前にくっついているのが原因。

光回線でもADSLでも、結構多くのプロバイダがルータを使用者へレンタルさせている現状を考えると、ルータを無線LAN機器の前につけている利用者は多そうなので、いきなり「設定が間違ったのではないか?」と不安にさせるエラーの表示はなんとかならないでしょうか。
せめて、「ルータ等が機器と回線の間に接続されている可能性があるため、この機器では回線を判断できませんでした。」とか丁寧な表示があればうれしいのですけど・・・。

気を取り直し、次は11n倍速モード/無線の基本設定を実行。
この無線LANでは、パソコンと5GHz帯のみで通信を行い、最高速度を出したいと考えているので、迷わずDraft11n、11aモードに設定。
次いで、無線の設定画面で「倍速モード」を有効に設定。この機器は、通常の無線通信では、20MHzの帯域を使用しているのですが、倍速モードにすると40MHzの帯域を使用することができるようになり、300Mbpsの最高速度を出すことができるようになります。
あとは子機のほうで、同じ5GHz帯のDraft11n、11aを設定し、帯域を40MHzの設定に変更すればよいはずです。

→無線設定画面の項目

最後に、無線の暗号化の設定です。

この機器は゛無線LAN暗号化レベル"AES""TKIP""WEP"を混在利用できる「マルチセキュリティ」機能"がウリのひとつです。

【用語】
○WEP:ほとんどの無線LAN製品で使用できる暗号化方式です。
○TKIP: WEPをさらに強固にした暗号化方式です。暗号に用いるキーの生成方式を複雑にして外部からのパケットの解析をさせづらくしています。
○AES:TKIPより強固な次世代暗号化方式です。暗号化をハ-ドウェアで処理するため、TKIPと比べて暗号化による速度ダウンがありません。

たとえば、パソコンと任天堂DSを同時に無線LANにつなげたいと思った時。
どの暗号化方式にも対応できるパソコンの無線通信は、もっとも暗号の強固なAESを使えますが、任天堂DSは機器の仕様上、WEPしか対応していません。
この場合、必然的にDSに合わせてWEP方式を選択せざるを得ないのが普通ですが、WZR-AGL300NHのマルチセキュリティ機能を利用すれば、「パソコンとはAES、DSとはWEP」といった接続を可能にすることができるのです。

ただし注意すべき点がひとつあります。
この機能はBuffaloオリジナルの暗号化付き無線設定方法である「AOSS」で設定した場合にのみ有効です。

もしAOSSを使わずに設定する場合は、暗号化レベルを"AES""TKIP""WEP"の中から1つだけしか選択できなくなるのでマルチセキュリティ機能は利用できません。

WPS/AOSS接続で設定した暗号を確認する方法

無線の信号を暗号化する(TKIP/AES)

無線親機のSSIDの出荷時設定値

→AOSS機能を無効にした際に変更/削除される内容

ルーター機能を使用しないでアクセスポイントとして利用する

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2009年5月 6日

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