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【レビュー】 高音質スピーカー WAVIO GX-100HD


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これまで、PC用のスピーカーとして、ビックカメラで買った「microlab」というアヤシゲなメーカーの2.1chのウーハー付PCスピーカーを使っていました。
(今調べてみたら、中国のメーカーでした・・・。→オフィシャルサイト発見

たしか、5,000円以下だったと思うのですが、それまで使っていた、富士通FMVの付属スピーカーと比べると天と地の差。ウーハーから出てくる低音が迫力あってよかったんですよね。

でも・・・先日書いた自作PCの記事でも冒頭で触れたように、知人にメインPCを譲るときに、結局ついでにスピーカーも譲ることにしちゃいました。いや、引き取っていただいたというほうが正しいかな。

実は、結構PCを使うとき、PCに大量に保存しているMP3や音楽CDを聴いているので、昔から音はなるべくいい音で聞きたいなぁと思っていたんです。microlabのスピーカーじゃあ物足りなくなってきたというか。

というわけで、音質周りをハイスペック化するよいいい機会だったわけなんです。

早速、書籍やネットで情報集め。

前述した自作PCの記事で書いた参考本(PC自作の鉄則!)によれば、「音にこだわる場合は、サウンドボードを追加で購入すべし!普通の音楽ならばONKYOブランド、ゲーマーならCreateブランドで。」なんて書いてありました。

でも、ネットでいろいろと調べたら、「まずはスピーカーでしょ!」という意見が多数。

ASUSのP5Q PROマザーボードに最初から付いているRealtekというメーカーの音源がどのくらい良いのか悪いのかあまり判断がつきませんが、Microlabのスピーカーで聞いている限り、音の作りにそんなに不満はありません(よい音をPCで聞いたことがないからかも・・・笑)。アナログ端子で7.1chサラウンドシステムを組むこともできるし、デジタル出力(RCA)端子も付いています。

というわけで、サウンドボードは、本当に音に不満が出たら買うということで、まずはスピーカー選びから。

最初は、「いつかはクラウン」ならぬ、「いつかはBOSE」って感じで超高級ブランドのBOSEのスピーカーを考えていましたが、ネットの口コミを見ていると、「たしかに良い音だが、ブランド代が高すぎではないか?」という話も多数あったことから、BOSEは選択肢から除外。
(※BOSEのお店に行って視聴してきましたが、コンパクトなスピーカーでもインパクトのある低音が出るなど、本当に良い音質。店員さんもすごい丁寧でGOOD。でも小さくても3万円以上って・・・。もっと安ければいいのになぁ。)

というわけで次の候補はONKYO。サウンドボードのメーカーとして、音楽系に強いというのは、前述したとおり。将来、サウンドボードも揃える可能性を考えると、ONKYOブランドでスピーカーを統一しておけば音の相性?とかを考えると無難ですし、高級音響機器メーカーとして日本で有名なので品質にも信頼が置けます(低価格&低品質PCで出発して失敗したソーテックを傘下に持っているのは微妙ですが・・・)。

早速ネットで調べてみると・・・ONKYOがブランド名「WAVIO」で展開する「GX-100HD」というスピーカーがすごい人気です。最低価格でも2万5千円台と、バーゲンセールでたたき売りされているPC用スピーカーと比べれば雲泥の価格差ですが、BOSEと比べればぜんぜん安い。

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ONKYOのカタログによれば、高音域再生用には自社の高級スピーカーに採用されているリングツイーター、低音域再生用には12cm径とPC用スピーカーとしてはビッグな「A-OMFコーン」のウーハーユニットを採用しているとのこと。さらに信号の劣化を徹底して抑える高品位ネットワーク回路を搭載するなど、単品の高品位オーディオスピーカー並みの設計が施され、高音質なサウンド再生が楽しめるそうです。また、パルス性ノイズを完全除去する独自の「VLSC」技術を採用。インターフェイスには、アナログ入力のほかにも24bit/96kHz音楽信号対応のデジタル入力端子を装備しています。

口コミによれば、
「発売して1年経過した同ブランドの「GX-70HD」とは比べ物にならない音質」
「1つ1つの音が生き生きし、綺麗に聴かせる感じの音」
「音がとても素直に作られていて、コストパフォーマンスが高い」
「ネットでの口コミを元に、量販店に音を聞きに行ったところダントツ一番良かったのがこれ」
「ちゃんと「オーディオ」の音が出てるのに驚き。同ブランドの「GX-D90」との差は歴然。伸びのある高域、気持ちの良い自然な感じの中低域。価格は倍ですが中身も倍かそれ以上の価値はあります。」
とか褒めている話がたくさんある一方で、同時に
「低音が物足りない」
「サイズが大きくて机に置くのがぎりぎり」
「デザインがダサい」
「付属ケーブルが短い」
という話も一緒に見つかりました。

このスピーカーは、あくまでも「2ch」のスピーカーなので、低音~高音までバランスの取れた音を出すことを目指しているのでしょう。
オーディオはメーカーごとに特徴があり、ものによっては低音を少々強調しているものもあるそうで。個人的には、BOSEもそのひとつのような気がします。

このスピーカーで迫力のある超低音を出したいならば、別途0.1ch(ウーハー)を購入するのがよさそうですね。

また、家のPCのASUSのマザーボード音源は、24bit/96kHz音楽信号もサポートしているので、このスピーカーの能力を最高まで出し切ることができます。

かなり「GX-100HD」に惹かれましたが、ちょっと悩んだのが同じWAVIOブランドで展開されるスピーカーの「HTX-22HD」。サラウンドスピーカーのジャンルに分類されるもので、最初からウーハーが付いて、オプションのセンタースピーカー等のスピーカーを継ぎ足していけば、5.1chとかに拡張できるのが魅力的。

サラウンドスピーカーと一般のスピーカーの違いは、文字通り、人(部屋)の周りにスピーカーを置いて、体全身で前後左右から音を聞くか、それとも前方のみから聞くかの違い、と判断しました。(間違っていたらごめんなさい)

たしかにサラウンドスピーカーは、いつの日か居間のテレビにセットしたいものではありますが、PCにそこまで求めなくてもいいかな(PCのDVDでサラウンドスピーカーをフル活用する映画とかをそんなに見ないだろうし)という気持ちも強く、最終的に「GX-100HD」で決定!

購入店は、いろんな店舗で比較しましたが、結構市場の最低価格に近いうえに安心感があるし、ちょっとお金を溜めすぎたEdy決済もできるということで、今回はアマゾンで買うことにしました。

同時に、PCからスピーカーまでつなぐケーブルとして、オーディオテクニカの「GOLDLINK Fine コアキシャルデジタルケーブル」を購入。

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前述したように、ASUSのマザーボード、P5Q PROには音のデジタル出力端子として、「コアキシャル」と呼ばれるRCA端子(丸い端子)が付いています。このスピーカーは、コアキシャルによるデジタル入力もサポートしているのですが、付属ケーブルはアナログ端子用のみなので、一緒に購入しました。

アナログ出力された音が魅力的という人も多いようですが、いいスピーカーなので、デジタル→アナログ変換機能もきっとPC付属のものよりもいいだろう、という勝手な想像から、PC→スピーカー間はデータ劣化の少ないデジタルケーブルで接続させたいという思いがありまして・・・。

家に到着後、さっそくセッティング。電源つまみなどがあるRチャンネル側の大きさは140( W ) x 260( H ) x 194( D )。自分のPC机は広い(24型ワイド液晶+プリンターを置いても余裕がある横幅)ので、思ったほど大きくは感じませんでした。ケーブルは、24型ワイド液晶の左右に置くぐらいであれば全然余裕の長さです。

早速、J-POPSのMP3やCDを再生してみました。
「うわ・・・本当に音がいい・・・。」
体の左右から臨場感のある音に包まれる感じ。ボーカルの声がはっきり、くっきりと聞こえます。
確かに低音は、ボンボコ音が出る感じではないので、低音重視の人には物足りないのかもしれませんが、低音~高音までバランスの取れたよい音が出ています。ちょっと、感動しました。
※低音をもっと強調したい人のためにBASSの調節つまみもついています。

口コミでは、小さい音から綺麗に聞こえるということでしたが、個人的にはやっぱり少し大きめの音のほうが迫力があっていいなぁと思います。

いつもPCで音楽を聴いていて、できればいい音で聴きたいなぁという人には、少々値段が高めではありますが、PCを買い換えてもスピーカーはそのまま使えるという長持ち度を考えれば、結構お得なモノではないでしょうか。

追伸
欠点として、設置してしばらくは、新車の匂いならぬ、新品の匂いが少々キツいです。
こまめに換気しまっす。


☆やっぱり低音の迫力がほしいというあなたはこちらも読んでね。

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2008年11月25日

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